「新社会人として一人暮らしを始めたけれど、生活費はどれくらいかかるの?」
「毎月の出費が多くて、なかなか貯金ができない…」
そんな悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。この記事では、一人暮らしにかかる平均的な生活費と、賢く節約するための具体的な方法をご紹介します。生活費の内訳を把握し、節約術を身につけることで、経済的な不安を解消し、より豊かな一人暮らしを送りましょう。
目次
1ヶ月の平均生活費はどれくらい?
一人暮らしにおける平均の生活費は約17万円と言われています。住む土地によって、物価が異なるので、地域によってかかる費用は前後しますが、およその平均として把握しておくと参考になるかと思います。
この生活費の内訳としては、食費、住居費、光熱費、通信費、娯楽費などが挙げられます。以下が参考の生活費内訳です。
住居費
- 約50,000円~70,000円
- 都市部ではより高額になる傾向があります。
食費
- 約30,000円~40,000円
- 自炊中心か外食中心かによって大きく変動します。
光熱費・水道費
- 約10,000円~15,000円
- 季節によって変動があります。
通信費
- 約10,000円
- 携帯電話、インターネットを含む金額です。
交通費
- 約10,000円
娯楽費・交際費
- 約20,000円
その他
- 約30,000円
- 日用品、医療費、被服費などが挙げられます。
生活費を賢く節約!今日からできる節約術
生活費を安く抑えるには固定費をどれだけ下げる事ができるかが鍵になります。変動費は常日頃からお金を意識して行動しないといけなくなるため、人によっては挫折する事が考えれます。そのため、まずは固定費を抑えることで、無意識に全体の生活費を抑える事ができるので、誰でも節約に手をつける事が可能になります。
固定日の代表例として、家賃、水道・光熱費、通信費が挙げられます。こちらを順番にどのように下げるか解説していきます。
家賃
一人暮らしの生活費のうち、家賃は収入の約3割を占めると言われています。家賃を抑えることで月の支出をかなり抑える事が可能です。しかし、人によって家の条件は異なるので、家賃の節約を意識し過ぎると住める家がなくなるので、何を優先して家を選ぶかが重要になります。
エリアを見直す
- 駅から少し離れた場所や、人気エリアから少し外れた場所を選ぶことで、家賃を抑えられる場合があります。
- 同じ市区町村内でも、エリアによって家賃相場が異なるため、複数のエリアを比較検討しましょう。
- 郊外や地方都市も視野に入れることで、より家賃を抑えられる可能性があります。
物件の条件を見直す
- 築年数が古い物件や、設備がシンプルな物件を選ぶことで、家賃を抑えられる場合があります。
- 間取りや広さも、一人暮らしであればコンパクトな物件を選ぶことで、家賃を抑えられます。
- バス・トイレ別や、オートロックなどの条件にこだわりすぎないことも、家賃を抑えるポイントです。
閑散期に物件を探す
- 一般的に、引越しシーズン(1月~3月)は家賃が高くなる傾向があります。
- 閑散期(5月~6月、10月~11月)に物件を探すことで、家賃交渉に応じてもらえる可能性が高まります。
- ただし、閑散期は物件の数が引越しシーズンに比べると少なくなるので、注意が必要です。
初期費用を抑える
- 敷金・礼金なしの物件や、フリーレント物件を選ぶことで、初期費用を抑えられます。
- 仲介手数料が安い不動産会社を選ぶことも、初期費用を抑えるポイントです。
家賃交渉をする
- 家賃交渉に応じてもらえる場合もあります。特に、築年数が古い物件や、空室期間が長い物件などは、交渉の余地があるかもしれません。
- 家賃相場や物件の状況などを調べ、根拠を持って交渉することが大切です。
ルームシェアを検討する
- 友人や知人とルームシェアをすることで、家賃を半分に抑えることができます。
- ただし、共同生活を送る上でのルールや、プライバシーの確保など、事前に話し合っておくべきことがいくつかあります。
水道光熱費
水道光熱費は、日々のちょっとした心がけで大きく節約できます。しかし、意識しないといけないものは長続きしない可能性があるので、無意識のうちに節約ができる節約術をご紹介します。
水道代の節約
節水グッズの活用
- 節水シャワーヘッドや節水コマなど、節水効果の高いグッズを活用しましょう。
- 節水率が20%以上のものは普通のシャワーヘッドに比べて水道代を約1.5倍節約する事が可能になります。
- ただし、お風呂場の蛇口が逆止弁のないものは止水の機能が使えないため購入前に確認が必要です。
お風呂の残り湯を活用
- 洗濯や掃除に残り湯を再利用しましょう。
洗濯の回数を減らす
- まとめ洗いをする、お風呂の残り湯を洗濯に利用するなどで洗濯の回数を減らしましょう。
電気代の節約
照明をLEDに交換
- 消費電力の少ないLED照明に交換しましょう。
- 白熱電球の電気代は1ヶ月(10時間×30日)あたり、870円ですが、LED電球だと120円と750円安くなります。1年で換算すると9000円の節約になります。
電力会社のプランを見直す
- 自分のライフスタイルに合った電力会社のプランを選びましょう。
- 電力自由化により、民間企業が多様なプランを出しています。自分の毎月使う電気量を把握し、プランを検討する事ができます。
また、自分でお使いの通信会社が出しているセット割も存在するので、確認してみましょう。 - 下記のサイトで電力会社の比較検討ができるので、ぜひ使ってみてください。
エネチェンジ:https://enechange.jp/try/input
ガス代の節約
調理方法を工夫する
- 電子レンジや圧力鍋を活用するなど、ガスを使う時間を減らしましょう。
ガス会社のプランを見直す
- 自分のライフスタイルに合ったガス会社のプランを選びましょう。
- ガスも電気と同じように民間会社のプランを選択する事ができます。
- ただし、自治体によって、扱う事ができる会社が異なるので、住んでいる自治体で利用できるプランか事前に調べておきましょう。
通信費
通信費は、スマートフォンの通信料金と家のネット回線を合わせた費用を指しています。人によって、スマートフォンの利用頻度・用途、外出頻度、リモートワークの有無など異なってくるので、自分に合った通信会社・プランの選択が必要になってきます。
スマートフォンの料金プランの見直し
データ使用量の把握
- 自身のデータ使用量を把握し、最適なプランを選びましょう。
- 契約している通信会社のマイページやアプリで確認できます。
格安SIMへの乗り換え
- 大手キャリアよりも格安SIMの方が月額料金を抑えられる場合が多いです。
- 例えば、auの場合、通信無制限プランは約8700円になりますが、楽天モバイルの場合、約3200円と毎月約5500円お得になります。
- 通話やデータ通信の品質、サポート体制などを比較検討しましょう。
不要なオプションの見直し
- ほとんど使っていないオプションは解約しましょう。
- 留守番電話や、クラウドサービス、保証関係など見直す事で料金を下げられることがあります。
インターネット回線の見直し
料金プランの見直し
- 現在の契約内容を確認し、より安いプランがないか検討しましょう。
- プロバイダや回線業者を変更することで、料金が安くなる場合があります。
スマートフォンとのセット割
- スマートフォンとインターネット回線を同じ会社で契約すると、割引が適用される場合があります。
不要なオプションの見直し
- セキュリティソフトやリモートサポートなど、不要なオプションは解約しましょう。
そもそも契約しない
- 家で過ごす時間が短い方や、PCでインターネットを使った重い作業をしない方はスマートフォンのギガ使い放題を契約することで、家のインターネット回線の契約は不要になる可能性も考えられます。
一人暮らし、お金の不安を解消して豊かな生活を!

初めての一人暮らしでお金のやりくりどうすればいいか不安な方は多いと思います。しかし、固定費の見直しを行うことで、無理なく、1ヶ月にかかる生活費を抑えることも十分に可能になる事がわかったかと思います。
また、節約を意識するにあたって、節約は何のために行うのか目的を持つことにより、より節約を続ける事ができると思います。たまに行く旅行のお金を貯めるため、趣味で使えるお金を多くするため、大切な人へのプレゼントを贈るためなど、目的をもって節約に取り組むとより節約を継続できると思いますので、意識してはいかがでしょうか?
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